考えるつゆくさ

乳がん治療の記録、子どもの教育や心理などについての考えをつづります

乳がん治療の記録【13】セカンドオピニオンとは/標準治療とは

セカンドオピニオン”とは他の病院にも意見をうかがってみることです。「診断は正しいと思うか」「手術の方法はどう思うか」「こちらの病院だったらもっといい治療がないか」などをうかがいます。大きな病院にはセカンドオピニオン外来もあります。そこに行くには最初の病院に紹介状や検査結果のデータなどを用意してもらう必要があります(料金は数千円です)。

私は診ていただいている先生や病院に不信感も不満もありませんでした。しかし「手術したくない。全摘したくない。しなくちゃだめだろうか」という気持ちは消えませんでした。とはいえセカンドオピニオンを受ける料金は、保険がきかないため高いです。2万円とか3万円とかです。

そこで私は乳がん検診をしてもらっていたクリニックにもう一度行きました。そして先生に言いました。

「紹介してくださった病院で検査をしていただいたら非浸潤がんであることがわかりました。先生、手術しなくちゃいけないでしょうか。全摘しなくちゃいけないでしょうか」

すると先生は言いました。

「手術で全摘してしまえば安心なんだからしたほうがいいでしょ~」

「いや、簡単におっしゃいますが、44年間連れ添った乳房がなくなるというのは寂しさもあるのです」

先生は「まぁね」と笑いました。

「日本乳癌学会のサイトに掲載されている“標準治療”というのは見た?」

「はい。“非浸潤がんで広がりが大きいものは全摘しないことをすすめられない”と書いてありました。」

「標準治療というのは長年の治療や研究から導き出されたものだから、それが一番信頼できて、一番いい方法だよ」

「そのようですね」

「それに、紹介した病院は乳がん治療にとても力を入れている。この付近の良いお医者さんが集まっている病院だから、先生の判断や腕を信じて大丈夫!」
 
納得のいくセカンドオピニオンをいただけました。治療に対して前向きに取り組む気持ちになりました。そしてかかったお金は1050円の診察代だけ。優しい先生です。

 

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