乳がん治療の記録【19】マンモグラフィについて
「乳がんの検診に使われるレントゲンの機械“マンモグラフィ”は、10代・20代では被ばくのリスクが高く、乳がんの原因にもなりかねない」と、ある先生がインタビューでこたえていました。
母が乳がんになったのは私が18歳の時で、その年から私は毎年、律儀に検診を受けていました。インタビューを読み、「そんなリスクのことなどみじんも気づかず、なんて自分は愚かだったのだろう」と後悔をしました。また「なぜ当時、検診の先生は何も言ってくれなかったのだろう」とも。検診によってかえって乳がんになってしまったのだとしたらおかしな話です。
とは言え、マンモグラフィ検診の被ばく量は、飛行機でアメリカまで移動した間に浴びる量とそう変わらないそうです。
若いうちは、乳がん検診では超音波の検査だけでいいとも言われますが、しかし20代で乳がんになってしまう人もいますから、被ばくのデメリットよりもメリットを選んだほうがいい場合もありそうです。