乳がん治療の記録【20】遺伝子検査とは/予防切除手術とは
「“遺伝子検査”をするかどうか考えておいてください」
先生がおっしゃいました。
乳がん患者さんの5~10%は遺伝性の乳がんによるものなのだそうです。自分がそうであるかどうかは、血液を採って遺伝子検査をしてもらえばわかります。検査に20万円もかかっていた費用は2018年から保険がきくようになり、7万円でできるようになりました(それでも気軽に出せる値段ではないですが・・・)。
結果がプラスですと、両方の乳房が乳がんになりやすかったり、卵巣がんにもなりやすかったりするそうです。
プラスだったハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーは、がんが発症する前に乳房と卵巣を切除する手術(予防的切除)をして話題になりました。日本では2020年から予防切除手術にも保険がきくようになりました(ただし、乳がんか卵巣がんにかかったことがある人のみ)。
私も、母と叔母と祖母が乳がんになっているので、遺伝の可能性がありそうです。そして卵巣がんは検診では見つかりにくいのだそうです。
遺伝子検査をするかどうか・・・。
しかし、値段も高いですし、もしプラスだったとしても、まだがんがないものを切除することに抵抗がないわけではなく、不安はありつつも、ひとまず今回は保留することにしました。