乳がん治療の記録【34】乳がんに対するリアクションの違い
同室の向かいのベッドのKさんとご挨拶をしました。少し年上の同じ40代で、数時間後にもう手術なのだそうです。
「怖くないですか」と聞いたら、「うーん、そうでもないんだよねー」とおっしゃいました。「乳がんと知った時、ショックじゃなかったですか」と聞いたら、「うーん、そうでもないんだよねー」とおっしゃいました。
Kさんは石灰化があると15年間言われ続けていて、2年ぶりに受けた今年の検診で1㎝のしこりが見つかったそうです。私と同じ全摘手術をされます。
私が入院したすぐ後に来られたMさんは50代。手術は私と同じ明日で、非浸潤がんで同じく全摘手術だそうだ。
「怖くないですか」と聞いたら、「うーん、私よくわからないんだよねー」とおっしゃいました。「乳がんって知った時、ショックじゃなかったですか」と聞いたら、「うーん、私よくわからないんだよねー」とおっしゃいました。
あれれ?なんだかお二人とも私のような悲壮感がない・・・。私はあれこれ考えすぎて、くよくよと落ち込みすぎるタイプなんだなと改めて実感しました。こんなふうにいつも私は、まわりの人と比べて初めて自分の特徴を教えてもらうのです。