考えるつゆくさ

乳がん治療の記録、子どもの教育や心理などについての考えをつづります

乳がん治療の記録【9】病気になった人を責める人

私が乳がんと言われたのは、安倍さんが総理を辞任した時でした。辞任の理由は病気によるものでした。

あるラジオの人が「安倍さんはまたほっぽり投げた」「病気で政治判断ができないなんてことありますか?」「安倍さんは“病気の人は仕事ができない”というイメージを植えつけた」などと言っていて、嫌な気持ちになりました。

 

私は乳がんと言われた日から数日間は気持ちが落ち込んでいて、いつもよりいろいろな判断がしづらかったです。ちょっとしたものを買うのでも、どちらにするかをすぐに決められず、買ってから「こっちじゃなかった・・・」と思ったりしました。また、私は挿絵業をしていますが、女性の服の色を何色にするかどうかもいつもならすぐに決められるのに、とても時間がかかりました。

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何色にするか、決められない決められない・・・

 

かつて神経性胃炎やうつ病になった際、心身が正常でなければ正常な判断はし難いことを感じました。また、それによって仕事を続けることが困難になると、「甘い」と批難してくる人が少数ながらいることも知りました。

 

私が判断すべき内容などはとるにたらないことですが、政治のような重要な判断をするには心身が弱った状態では難しいだろうと思います。病気によって物事を途中で辞めざるをえないことはあるはずです。

ラジオの人は病気になった経験がなくてわからないのかもしれません。でも人には相手の立場で考えてみるという能力があるので、経験がなくても想像はできるはずです。

 

安倍さんのことを好きだろうと嫌いだろうと、「大変でしたね。お大事に」くらい言ってあげればいいのにと思いました。