乳がん治療の記録【16】がん保険について
母が乳がんになったのは私が18歳でしたが、その時に“がん保険”に入りました。25年間以上、毎月保険料を支払ってきましたが、ついに利用する時が来ました。本当は利用しないにこしたことはなかったのですが・・・。
ちょうど一年前に保険の見直しもしていたので、最新のがん治療の状況にも見合っているはずです。早速保険会社に電話をしました。担当の方はおっしゃいました。
「まずは、この度のご病気については心よりお見舞い申し上げます」
「あ、はい・・・。ええと、ありがとうございます・・・?」
思えばこのタイプの言葉をかけられたのは初めてなので、なんて答えていいのかわからずあたふたとしましたが、はたしてこれで合っているのでしょうか。
保険会社からは、お医者さんに書いていただく診断書と私が書く書類の2通が送られてくるそうです。それを記入して提出すれば、相応のお金をいただけるそうです。
私の入っているがん保険では、手術は20万円、入院は1日につき5000円をいただけるそうですので、それらにかかるぶんのお金は十分にまかなえそうです(余るくらいです)。
病気になると、お金はちょこちょこ出ていく
制度や保険のことを知ると、病気になっても社会に守ってもらえているような感覚を得ます。「寂しくなんかないねー」と安心感をおぼえました。